4kmの砂浜から始まったこの町の美術館は
今、この町そのものを美術館にしています
黒潮町。高知の西南。
人口12000人に満たない小さな町に世界でひとつだけ、
そしておそらく、世界で一番大きな美術館があります。
「砂浜美術館」
入野の浜と呼ばれる長さ4kmの砂浜。
その砂浜が、そのまま美術館なのです。
ありのままの風景、ありのままの自然。
砂浜美術館は訪れる人が自然の中に作品を見つける場所。
無辺の蒼天と広大な黒潮の海に並ぶ作品は、
その数に限りがありません。
この町には都市の持つ華やかさはありません。便利さもありません。
しかし、豊かな黒潮の海と美しい砂浜があります。
黒潮町の人々は黒潮のもたらす豊かな自然の恵によって生きてきました。
自然と上手に付合う文化や知恵がたくさん詰まった人びとの暮らし。
そんな町の日々の暮らしを、ありのままの風景を、
訪れた人々が一つ一つ大切な「作品」として楽しむ砂浜美術館。
4kmの砂浜から始まったこの町の美術館は、
今、この町そのものを美術館にしています。
この町で出会える「作品」と、その物語をご紹介します。